便利でお得な印刷通販サービスの
活用術&おすすめ業者リストを一挙公開
公開日: |更新日:
ネットで気軽に注文するできる印刷通販業者は、「価格が異なるだけで、どこも一緒」…というわけではありません。ついつい印刷コストに着目してしまいがちですが、業者によってクオリティだけでなく、得意としている印刷物の種類や納期、サービス内容など特徴はさまざま。
一体どのような違いがあるのか、印刷通販業者を5つセレクトしてみましたので、ぜひ比較してみてくださいね。
※当サイトで紹介している印刷通販会社の中から名刺100部あたりの料金が安い5社を紹介しています(2016年3月調査時点)
印刷料金はこちら | |
---|---|
料金 (目安) |
|
納期 | 最短当日発送 |
送料 | 無料 |
多彩な種類の印刷物を取り扱っているこの業界のパイオニア的存在。表示されている料金は、送料も含めた総費用となっているので追加料金等は一切不要!高品質ながら低コストで気軽に印刷通販サービスを利用することができると人気です。
とにかく明確な料金体系でわかりやすく、印刷物を専門に扱う企業から一般の方まで誰もが利用しやすいのが魅力。今まで数多くの利用者がいるということでも、業界屈指の高い実績と信頼のある印刷通販会社。
印刷料金はこちら | |
---|---|
料金 (目安) |
|
納期 | 最短当日発送 |
送料 | 無料(配送先1か所まで) |
基本は通販型の印刷会社ですが、東京都心の虎ノ門に来店型店舗も持っています。オフィス街の拠点のため、平日10~18時の受付となっているため、時間を選べないひとは24時間年中無休のネット入稿がよいでしょう。
料金表示は税込なので一般の方にもわかりやすく、当日発送にも対応しています。最大の特長は、印刷できるアイテムの豊富さ。ネットのメニュー欄は現在、バリエーション豊かな33項目の項目が並んでいます。
印刷料金はこちら | |
---|---|
料金 (目安) |
|
納期 | 最短当日発送 |
送料 | 全国送料無料(名刺を除く) |
印刷会社としてはめずらしく、自社で印刷工場をもたずに全国各地の印刷会社と提携。注文が入ると空いている機械をもつ会社に作業を回すので、低価格でスピーディーに対応できることが魅力です。
ユニークなワンストップサービスとして、チラシの印刷からなんと配布まで請け負う「チラシ配布サービス」があります。また、法人専用サービスもあり、請求書対応や定期的な印刷を依頼したい方、大量注文にも対応できます。
※2021年6月現在、ネットDEコムはサービス提供をしていないようです
印刷料金はこちら | |
---|---|
料金 (目安) |
|
納期 | 最短当日発送 |
送料 | 無料 |
自社工場での一貫生産による品質管理が魅力の印刷会社。創業38年の老舗ならではのノウハウや技術にくわえ、新しい機械をミックスし、高品質な印刷を提供してくれます。
また、「印刷コンシェルジュ」を利用すれば、ホームページ上には記載のない印刷を依頼することも可能だそう。特別な印刷をお願いしたいときに相談できるのは便利です。
印刷料金はこちら | |
---|---|
料金 (目安) |
|
納期 | 最短当日発送 |
送料 | 無料(配送先1か所まで) |
印刷のプロが徹底フォローしてくれるので、初めての方でも安心して利用できるところが魅力となっています。ホームページに用意されているデザインテンプレートは、なんと400種以上なので、初心者の方にも安心です。
用意されているメニュー以外の見積もりも随時相談OK。また、豊富な決済方法とネットマイルにも対応しているので、溜まったポイントが還元できるところもお得ポイントです。
印刷通販を賢く活用するためには、印刷物ごとの相場や最安値を知っておくことがなにより大切!このサイトで紹介している業者の中で、最も安く印刷を行ってくれるところを種類別に比較できるようにまとめてみました。
急ぎではないので、とにかくリーズナブルに仕上げたいという場合や、コスト重視という方は必見!これさえ見れば低価格で依頼することができるはず。
印刷物を制作するには、デザインや入稿方法などそれぞれの過程において、ちょっとしたコツがあることを知っていますか?あまり詳しくないひとでもわかりやすく、印刷通販を利用する際、よりスムーズに作業が進められるポイントをまとめています。
印刷物とひと口に言っても、出版や商業用をはじめ、事務用や梱包用など、さまざまな種類があります。代表的な印刷物について、種類やそれぞれの特徴をまとめました。
原稿データの作成から入稿までの流れを初心者にも分かりやすくまとめました。入稿前に活用できるチェックリストも紹介しているので、ぜひ原稿づくりに参考にしてみてください。
伝えたい情報を正確に、分かりやすく表現するためには、レイアウトのデザインも大切です。ここでは、見栄えの良いレイアウトに仕上げるコツやポイントをまとめています。
入稿デザインが決まったら、仕上げの最終段階に入ります。印刷物の目的に合わせた適切な加工を施しましょう。ここでは、仕上がり加工の種類や特徴についてまとめました。
印刷物を印刷通販会社に依頼するとき、ほとんどのケースで行われるのがデータ入稿です。ここでは、データ入稿がはじめての方に向けて、一般的なデータ形式の種類や依頼の流れを解説しています。
受け取った人に与える印象を左右する印刷用紙の質感。仕上がりや予算を決める上でも、用紙選びは大切です。ここでは、印刷用紙の選び方のポイントを解説しています。
初めての人はもちろん、いまさら聞けない、印刷物や印刷通販サービス利用時に関する疑問点は、スッキリ解消しておきましょう。些細なことでも思い込みは禁物!ここで再確認しておくことで、勘違いやトラブル防止にも役立つはずです。
印刷通販ではどんな印刷物を頼めるのか、一般的な例からユニークな事例まで一度に紹介しています。印刷通販会社によっても頼める印刷物の種類は異なるので、事前にチェックしておきましょう。
印刷物を安く仕上げたいなら、紙質や数量はもちろん、どの段階で印刷を依頼するかが大切です。また、納期に余裕がある場合も、費用を安く抑えられる可能性があります。
多くの印刷通販会社で採用されているオフセット印刷とオンデマンド印刷。よく耳にする言葉ではありますが、違いがよく分からない方のために、両者の違いを分かりやすくまとめました。
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い
について詳しくチェック
印刷物の入稿原稿を作る際、どんなソフトで制作すれば良いのでしょうか?ここでは、初心者から上級者まで、レベルに合わせたおすすめの制作ソフトを紹介しています。
原稿と印刷したものを照らし合わせ、誤っているところがないか、修正すべき点がないかをチェックする校正作業。主に試し刷りによる色の確認作業で用いられます。
写真を高品質で印刷するには、画像の情報量の基準となる解像度が重要です。この写真データを間違えてしまうと、仕上がりが荒くなったり思ったような画質にならないことがあります。
データ化された原稿がないと印刷通販を依頼できないと思われがちですが、手書きでも入稿は可能です。スキャナーで利用できる、手書き原稿のデータ化について詳しく解説しています。
多くの印刷通販では、多様なカラー印刷のニーズに応えられるよう「特色印刷」が導入されています。ここでは、特色印刷に関する知識や印刷できる色、入稿時の注意点についてまとめました。
入稿データを作成する際に印刷できる文字の種類やフォントに関する制約をまとめました。知的な印象を与えるフォントや女性向けのフォントなど、ターゲットに合わせたおすすめのフォントも紹介しています。
印刷用の原稿サイズを決めるための紙の厚さについて、判型の形式や種類についてはこちらをご参考ください。印刷アイテムそれぞれで異なるおすすめの紙の厚みについても解説しています。
印刷通販によっては、原稿制作から印刷まで一括して依頼できるところがあります。ここでは、印刷通販のデザイン制作サービスの流れやサポート範囲についてまとめました。
印刷通販でおなじみのPDFですが、そもそもどういった形式データなのでしょうか。ここでは、PDFの基礎知識やPDF入稿のメリット・デメリット、入稿する際の注意点をまとめました。
個性的な印象の仕上がりにしたいなら、あらかじめ色がついた印刷用紙で印刷するのがおすすめです。色紙に印刷する際に利用したい試し刷りサービスや注意点を解説しています。
印刷会社とやりとりする際に、最低限必要となる専門用語は抑えておきたいところ。担当者に、スピーディーに対応してもらえるだけでなく、印刷を効率的に作業を進めるためにも、利用者として知っておくべき印刷用語は覚えておきましょう。
印刷会社は多くありますが、その選び方を誤ってしまうと希望通りの仕上がりにはならないかもしれません。
つまり、「印刷会社の見極め方」を知っておく必要があります。送料が無料か・得意な分野や商品は何かなどの部分です。他にも、明確な見積もり提示があるか・サポート体制はどうか。仕上がりの良さは言うまでもないでしょう。
また、同時に印刷通販全般のメリットはもちろん、デメリットについても確認しておくべきです。そもそも委託したほうがいいのか、しないほうがいいのかという部分は、満足度を大きく左右するため重要です。以下の記事では上述の内容をふまえつつ、当サイトで紹介している印刷業者を紹介しています。
まとまった部数の印刷物を作成する場合、安価で高品質の仕上がりが期待できる印刷通販を利用する機会が増えています。今人気のある印刷通販ですが、利用するメリットもいろいろとあるのです。
1つ目のメリットは、従来の印刷会社に少ない部数での印刷を依頼する場合でも、営業マンが動くため人件費がかかります。一方、印刷通販は、人件費がかからないためコストの削減ができることです。
2つ目のメリットは、印刷通販では、印刷物のコストがホームページなどに公開されているため、かかる費用が算出しやすいことです。3つ目のメリットは、所有している印刷機器が公開されていることが多いため、印刷機器の性能や仕上がり具合を想像することが容易にできます。
4つ目のメリットは、従来の印刷会社に頼む場合には、どんな案件でも営業マンとあって打ち合わせをしなければ いけませんが、印刷通販は、時間コストが削減できます。また、価格も営業マンに左右されることなく一定です。
印刷通販の魅力は、広告費用を安く抑えられる点にあります。一般的な印刷所に比べてもコストパフォーマンスに優れていて、しかも付随するサービスの数も豊富です。
サイズや加工の種類、使用する色の数などによって値段は微妙に変化しますが、簡単なチラシであれば一枚一円から二円程度で作ってもらえます。これだけ安いと、大量配布をする際にも経済的負担は感じにくくなることでしょう。
小規模事業者はあまり多くの広告費を用意できませんが、印刷通販を使ってチラシを作り、新聞に折り込んでもらうなどすれば、その弱点も十分カバー可能です。
最近はポスティングサービスをラインナップしている印刷通販業者も増えてきています。ポスティングにかかるコストを含めても一枚5円程度なので、特定のエリアに広告を出したい時には重宝します。
自分で作業をすると、どうしても印刷の質が悪くなってしまいます。最近のプリンターは高性能ですが、それでも素人がやると様々なミスが起こり得ます。
特に大量印刷をする場合は、無視できない数のミスが発生することがあります。印刷の質が均一にならず、アピールになるどころか広告主の質まで疑われてしまう場合があるのです。
印刷通販サービスを利用すれば、そうした問題に悩まされることはなくなります。経験豊富なプロの技術者が、業務用の高価なマシンを使って印刷してくれるため、大量印刷であっても一枚一枚の質が落ちることはありません。
万が一ミスがあれば後々リカバリーしてもらうことも可能ですし、均一で美しいチラシを用意したいなら印刷通販は検討する価値があります。
多くの印刷通販業者が、納期の選択制を採用しています。自分でいつ出荷してもらうかを選択できるようになっているのです。ですから、急ぎの場合でも困ることはありません。
ほとんどの業者が翌日出荷には対応していますし、中には当日出荷に対応をしている業者もあります。これなら、急にチラシが必要になったときでも大きな問題は起こらないはずです。
ただし、基本的に納期は先送りにすればするほど料金が安くなることは知っておきましょう。急げばそれだけ料金も高くなります。 しかしそれでも、翌日出荷なら一枚あたり一円か二円程度しか高くはなりません。
当日出荷で数が多くなると一枚につき十円ほど高くなることもありますが、そもそもが安い広告手法なので大きなダメージにはなりにくいです。
印刷通販に依頼してから仕上がるまでの流れや期間は、業者や印刷する物によって違いますが、ここでは、一般的な冊子を印刷する場合の流れについて説明します。まず、ホームページで商品や仕様を選んで自動見積もりをするか、電話等で相談や見積もりを行います。
印刷通販に依頼することを決定したら、注文をして原稿を業者に送ります。原稿を送る方法は、インターネット上でアップロードする方法や、メールに添付して送る方法や、郵送で送る方法などがあるのです。次に、印刷通販業者が送られた原稿を元に印刷データを作ります。
そして、印刷データのPDFや印刷サンプルを注文者が確認をし、修正して欲しい点があれば要望を伝えます。印刷通販業者は、要望に沿って印刷データを修正しますが、この作業は業者によっては有料になる場合がありますので注意が必要です。
最終的なチェックが完了したら、印刷が行われます。注文から発送までは業者によって違いますが、通常3日から7日くらいになります。
印刷通販を利用する場合、いくつかのステップをこなしていく必要があります。印刷通販会社によってそのステップは異なりますが、大まかな流れとしてはどの印刷通販会社も共通している部分がありますので、その流れを押さえておき注文をスムーズに行なえるようにしておきましょう。
注文までの流れを押さえておけばどの印刷通販会社も利用することが出来るはずです。難しい操作や仕組みではないため、初めて利用する方でもすぐに覚えることが出来るでしょう。
どの印刷通販会社でも、初めにユーザー登録と呼ばれる個人情報の登録を行なう必要があります。個人情報と言っても注文の確認や商品の納期の為に必要な最低限の情報を登録するだけなので、そこまで大掛かりな手続きではありません。
基本的に
となっているため、一般的な通販サイトを利用する感覚で登録していくことが可能となっています。
利用者の情報を登録することが出来れば、本格的に注文画面へと進んでいきます。注文画面では印刷で利用する紙の種類を選択し、それからどのようなデザインにするのかを選んでいきます。
基本的な印刷方法が決まれば枚数を決定し、注文した枚数と営業日から納期までの期間が割り出されていくようになるのです。注文画面の途中でも枚数の訂正やデザインの修正などを行なうことが出来るため、万が一間違いに気づいても落ち着いて対処を行なえば問題ありません。
印刷物のデータを入稿する場合、印刷通販会社によって方法が変わってきます。そのため注文画面へ進む前に、印刷通販会社のホームページ上に記載されている注文方法や入稿方法の手引きなどを参考にしておくと良いでしょう。
PDF形式でガイドラインを掲載している場合もあるので、必要に応じて開けるようにしておくとよりスムーズに進めていくことが可能となります。支払いに関しては銀行振り込みやクレジットカード決済といった選択が行なえるので、利用者の都合に合わせて選択することが出来ます。
注文を行なう際に印刷物への加工や製本といったオプションを利用することも可能となっています。主にパンフレットやリーフレット、フライヤーなどを作成する場合に選択できるオプションとなっていますが、最近では名刺に対してもこのようなオプションを選択することが出来るようになっており、サイズの大きい名刺に対して二つ折り加工などが人気を集めています。
オプションを利用する場合には追加料金が発生する可能性もあるので予算を考慮しながら利用することをオススメします。
デザインや枚数、オプションなどを選択し注文確定まで完了することが出来れば、あとは印刷通販会社からの発送メールを待つのみとなります。ここで利用者に届く発送メールは、ユーザー登録で登録したアドレス宛になりますので携帯電話のアドレスなどにしている場合は迷惑メールでブロックされてしまう可能性もあります。
なかなか発送メールが届かない、という場合は一度迷惑メールの設定がどうなっているのかを確認してみましょう。
発送メールが届き、数日経てば注文した商品がお届け先の住所に届きます。ここで注意しておきたい部分として、必ず自分が注文した枚数とデザインで間違いが無いかを確認しておきましょう。
基本的に間違って届くということはありませんが、仮に注文内容と相違があれば早めに対策が取れるため、届いたその日で確認を行なうことが非常に大切なことなのです。
また印刷通販会社によっては届いたその日や翌日に、しっかりと商品が利用者の元に届いたかを確認するためのメールが届く場合もありますので、そちらで回答をするということも出来ます。
印刷通販に依頼する時は、まずは予算範囲内でどこまでできるのかを確認してから依頼しましょう。また、カタログやパンフレットや社内報などの印刷を依頼する時には、一般的にはパソコンなどで作成されたデータを送ります。
そして、依頼する時に注意するべきことは、出来上がる印刷物は、製本方法や綴じ方によってページの数え方が違ってくることです。カタログやパンフレットや社内報などの印刷物の綴じ方には、2通りの方法があります。
1つ目は、紙を2つ折りにしてその折り目部分を針金で留める方法である「中綴じ」と、針金などは使わないで本の背の部分を糊で固める「無線綴じ」という方法があります。この2つの方法は、印刷するのに必要なページ数や印刷できる限界 のページ数が異なるのです。
まず、レイアウトの自由度が高いことが特徴の「中綴じ」でA4サイズの印刷物を作る場合、製本方法はA3サイズの紙などを2つ折りにして針金で留めることで冊子を作っていきます。そのため、4の倍数のページが必要になります。
また、「中綴じ」は、最低で8ページくらいから最大で60ページぐらいまでの製本が可能です。一方、「無線綴じ」の場合は、糊を使って接着するため、「中綴じ」よりもページ数が多い冊子に対応できます。
さらに、高級感もだせるのです。ただし、ページを根本まで目一杯開くことができないことがデメリットです。このように特徴に注意をしながら依頼をしましょう。
最終デザインが業者から提示された際、校正作業をしっかり行うことが大切です。OKを出せばもし納品物に誤字が見つかったとしても、発注元の責任となるのが一般的です。また、格安もしくは激安の謳い文句だけで安易に業者を選定しまうと、トータル費用が割高となってしまうことも。
また、仕上がりが前回と異なるなど品質面で問題となる場合がありますので、繰り返し発注することを予定している場合に注意したいところです。さらに、緊急で連絡を取りたい時にメールや電話で連絡がとりにくいなど不誠実な対応をされる業者では、信頼して発注し続けることができません。
印刷通販の業者のなかには激安を謳うものがありますが、対象が限られていて印刷物の種類やサイズを希望通りのものにしようとすると割高になる可能性があります。なにしろ紙の種類が多く全てが激安といったわけでないからです。
また、納期の違いによって料金設定が異なっている場合があり、短期であるほど割高になる傾向があります。結果として、割安と思って依頼したのに要求仕様に合わせていった結果、他の会社に依頼するケースよりも費用がかかってしまったというケースがありますので注意したいところです。
データ入稿から納品までの間に、印刷通販の業者との間で連絡を取り合いながら工程を進めていくのが通常です。業者によってはメールや電話での連絡がとれずに、不誠実な対応がとられてしまうケースがありますので注意したいところです。
例えば、先方と連絡がとれずに予定通りのスケジュールで進まない、校正内容の確認がとれないまま作業が進んでしまう等のトラブルがあります。これでは納期もずれこみますし、タイトなスケジュールで進む仕事で利用できる業者ではありません。
年賀状やチラシなど誤字は多大な影響を及ぼしますので、納品物に誤字があったときの責任の所在が問題となることがあります。通常は印刷データを発注元が入稿したデータを印刷会社が校正して、発注元の承諾を得た後に印刷をするといった流れとなります。
その結果、発覚した誤字については、発注元の責任となるのが一般的です。印刷会社に過失があった場合や、発注元のダメージが大きいケースでは話し合いで費用を折半するなどして印刷し直すこともあります。
同じ印刷会社に依頼しても、出来上がりの品質にバラツキが生じる場合があります。提携している印刷工場が複数あり、再度発注をした際に別の印刷工場で印刷されてしまった結果です。
インクが同一であっても印刷環境の違いによって仕上がりに違いが出ますので、発色の違いにより仕上がり品質に影響を与えしまうケースがあります。
また、印刷会社のスタッフの違いによって、印刷物の取扱い方法が異なりますので、一部で雑な状態で納品されてしまうなどのトラブルがあります。
成果物の納品は原則として宅配などにより配送されてきますが、何らかの原因で予定通りの納期に到着しないトラブルが発生する場合があります。
通常、入稿されたデータチェック後、受付日から起算して何営業日出荷といった約束で納品されますが、印刷部の違いや部数によって納期が変動しますので発注元にもミスがないように注意する必要がります。
また、業者都合で遅れるケースが少なからずありますので、十分な印刷体制が整っていることを予め確認しておくことも必要とあるでしょう。
印刷通販サービスを利用する上で起きるトラブルの原因には、業者の選定に起因するものと、発注側と担当者間の連絡ミスなど様々なものがあります。
例えば、料金が安いだけで業者を選んでみてもトータルコストが割高になったり、誠実に対応してくれながったりする等のトラブルが懸念されます。また、担当者間での連絡不足による誤解によって希望していたものと納品物のイメージが異なるなどの行き違いによる不都合もあります。
上記のような問題を避けて発注から納品までをスムースに行い円滑な業務運営に結びつけていくことが肝要です。そこで、印刷業者との間で起こり得るトラブル事例と対応策を知るために、以降では問題発生を避けるための代表的なポイントを見ていきたいと思います。
納期を短く設定すると、それに応じて料金が高くなる設定となっている印刷業者が多くあります。格安を謳っていても一部の印刷物に限定して場合もあり、種類やサイズ及び納期によっては料金設定が異なるのが通常です。
したがって、要求によってトータル費用が変動しますので、料金体系をあらかじめ詳細に検討しておく必要があるでしょう。
印刷業者の立場からしても、たくさんの仕事を抱えているなかでクライアントの要求に応じるために優先的にマンパワーを割く必要があるためです。後にこんなはずではなかったと後悔しないためにも、事前に要求仕様に見合ったコストで発注できるのかを知っておくことが大切です。
印刷業者に提出するデータに間違いがないか事前にチェックすることが重要です。特に住所や、電話番号及びURLなどの情報に間違いがないかを検証することに注目してください。誤字が混入していると業者側のチェックで間違いを発見するのは困難ですし、発注元の校正段階でも先入観などによってチェック漏れとなる可能性がありますので最初が肝心であると言えるからです。
エラーが発生する一例を挙げると、例えば再発注の際にデザインだけを渡して、連絡先は前回のものと同様などと指示すると、業者の入力の際にミスが混入するケースがあります。これを変更なしとしてチェックを甘くするのは、問題があることが理解できるでしょう。
いったん誤字や間違いが印刷データに混入してしまうと、間違いを特定して修正するのが難しくなるケースがあります。先入観であったり、他の作業に気をとられてしまったりする等が原因です。
したがって、作業工程の早い段階で間違いが発生しないようにチェックすることが重要です。工程が進んでしまうとリカバリーのために余計な費用がかかったり、当初予定の納期に間に合わなかったりする等のトラブルにつながる恐れがあるからです。
トラブルを避けるために重視したいのは印刷業者に入稿する印刷データのチェックと、最終確認として渡されたデータの校正段階です。特に後者は業者まかせで安易にOKをすることのないように注意しましょう。
最終の印刷データでデザインやレイアウトの他、色の確認をしますが納品物がイメージ通りとならなかったり、同じ業者であっても発注のたびに仕上がりに違いが見られたりすることがあります。前者は事前に色見本を提出してもらって、印刷面の品質を確認することができます。
後者は印刷会社が使っている複数の印刷工場によって、色味や仕上がりに違いが出ることが原因です。これについては、品質面でどれくらいのばらつきがあるのか 取扱いを丁寧にしてもらえるのか口コミ等で知ったり、はじめは小ロットで発注して品質のバラツキをチェックしたりすることで対処すると良いでしょう。
納期に対して厳しいスケジュールを組んでいる場合は、業者から確実に納品されるタイミングを確認しておく必要があります。特に納期についての理解が異なってしまうと、後にトラブルの原因となりますので注意したいところです。
例えば納期とは、印刷業者が納品物を発送した日なのか、発注元に到着した日なのかは大きな違いとなります。
通常は納品物を宅配を使って発送しますので、配送スケジュールで納期に影響します。したがって、土日祝祭日が納期計算に含まれるのか、商品によって期間計算の起算点が異なることはないか等、詳細に確認する必要があります。
印刷通販業者は全国各地に存在しています。各通販業者で行なっているサービスが異なっているため、業者選びはじっくりと行ないましょう。
印刷通販業者の選び方についてお得になる参考情報を紹介していきますので気になる方はぜひチェックしておきましょう。
印刷通販業者を初めて利用する場合ですが、注文自体が簡単に行なえるかどうかをまず調べてみましょう。
サービスが良くても注文が行なえないので業者を利用する以前の問題となってしまいます。特に初めての方であればオーダーミスなどを行ないやすい傾向にあるため、利用が初めての方でも分かりやすい手順で注文が出来るか、入稿は24時間対応しているのかなどの部分を重視するといいでしょう。
入稿に関してが業者側が休業日に設定している場合、どのような対応を取るのかなども事前に確認しておくようにしましょう。意外とこの休業日の対応という部分で発注ミスを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。手間が掛からず簡単に注文できるという業者を利用することも良い選択肢と言えますよ。
どの業者を利用する場合でも、気になってくるのは料金面です。枚数によって料金が変わるのか、何枚から追加料金が発生するのかなどをきちんと提示している業者は人気があります。
逆に複雑な料金体制を取っている業者の場合、自分が思っていた料金と違った金額が請求されることもあるためトラブルになりかねないのです。
明確な料金体制だと追加料金などの部分もしっかり把握することが出来るため、予算内で収めることが出来ます。また追加料金を心配して印刷枚数などを減らす必要もなくなるので気軽に利用することが出来るでしょう。
ここでもう一つ料金に関する部分で気をつけておきたい送料についてですが、最近ではほとんどの印刷通販業者が送料を無料にしているため気になる方は業者のホームページでチェックをしておくといいですよ。
業者の真価が問われるのは、サービスを利用した後と考えてもいいでしょう。サービス利用後に起きた問題に業者側がどうのような対応するのかという部分も、業者選びにおいては重要ポイントとなっています。
サポート体制に関しては、業者を利用する前にサポートセンターや受付などとやり取りをすることで確認することが出来るでしょう。サービスを利用した後のサポート体制であれば業者を利用した方々の口コミや評判をチェックしてみることで、判断出来るようになります。
サポート体制がしっかりしていると安心して業者を利用することが出来ると同時に、万が一何かあった場合の備えにもなりますので頼りになります。いつ何が起きても対応してくれる業者を利用すると、この業者を利用して良かったと思うようになるでしょう。
大量ロット注文の場合なら一枚あたりの単価を安くする、といったサービスを提供している印刷通販業者もいます。また印刷カラーを豊富に扱っていたり、業者独自の加工法を持っていることもあります。
サービスが豊富にあるということはその分利用者のニーズに応えることが出来るということにもなるため業者選びのポイントとなるでしょう。
印刷物は名刺やチラシ、フライヤーなどがありますがそれ以外にもパンフレットやカタログといった物の印刷を行なっている業者も良い業者と言えます。扱っている商品の数が多ければその分だけ、利便性が高まることになりますので利用しやすいのです。
またオプションをいくつも用意している業者も利用者のニーズに応えやすいためオススメ出来ます。
印刷通販業者は数多く存在していますが、それぞれに特徴がある点は知っておきましょう。基本的に簡単なチラシ程度ならどこに依頼をしても問題はないのですが、業者ごとに特殊なサービスを用意している場合も多いです。
目的や用途に合わせていくつかの業者を使い分けていくというのは賢い方法になりそうです。 できれば、利用前にできるだけ多くの業者のホームページをチェックするのが望ましいです。
理想的なサービスはもちろん、お得なキャンペーンまで発見できる可能性があるからです。
インターネットで発注できる印刷通販は、従来のような発注方法に比べると手間がかからない分、納期のスピードも上がっています。入稿も24時間受付が可能であったり、週末や祝日対応のサービスがあったりと、いつでも入稿できるうえ手間がかかりません。
また納期の速さを重視するなら、土日祝日も印刷作業を行ってくれる会社を選べば、その分納期は短縮できます。急ぎだとコストが高くなる傾向がありますが、納期を優先するのであれば、24時間対応、土日祝日対応といった印刷通販業者を選ぶとよいでしょう。ただし、遠方の場合は配送にかかる日数も考慮する必要があります。
デザインに力を入れてチラシ作りを進めたいなら、業界でも最大手と呼ばれるようなところを選ぶといいかもしれません。なぜなら、大手ならデザインの段階から一緒に考えてくれることが多いからです。
チラシ作りに多くのノウハウを持った専属のデザイナーが複数名在籍していて、その人たちにすべて任せることができる場合もあります。このケースなら、抽象的なイメージしかなくてもさほど問題はないでしょう。
具体化する作業は向こうで行ってもらえるので、どのようにデザインをすればいいか分からなくても問題はありません。
他とは違ったオリジナリティの高い広告を作り出せば、費用対効果はさらに高まります。デザインのいい広告を打つことは、ブランド力のアップにも繋がります。
印刷メニューの豊富な業者も、使い勝手は良好です。チラシやパンフレット、ポスターなどのメジャーな印刷物だけではなく、名刺やオリジナルのメモ用紙、タオルなどに会社名を入れてくれる業者も最近は増えてきました。
こうした業者は、会社組織で使っていくのには適しています。会社内で使う細々としたものに社名を印刷してもらうだけでも、割と大きな広告効果は出せるからです。特に粗品として顧客や取引相手に配ると、その効果はより高まります。
こちらも大手ほどバリエーションが豊富で、コストも安めです。大手は仕事の質も高く、情報流出等にも気を使ってくれているはずなので、まずは業界内でも名の通ったところから検討していくのがセオリーでしょう。
チラシと同じで大量注文をするのも悪くありません。大量注文をすれば単価は下がります。
本格的な本を作りたいというニーズももちろんあるはずです。自費出版をしたいので書籍の大量印刷をして欲しいというニーズや、大きな同人誌即売会の前にはオフセット本の印刷をして欲しいというニーズが想定されます。しかし、こうした特殊なニーズにも対応している印刷通販業者が、実は多数存在しているのです。
もともとは本の印刷ばかりをしていた工場が、ネットで広告物の印刷を受け付けるようになった例も少なくありません。自社で大きな印刷工場を持っている業者なら、市販しても恥ずかしくないレベルの本を作り出してくれることでしょう。
最近は表紙の光沢仕上げなども、割と安い値段で請け負ってもらえるようになりました。少し工夫をした表紙にしておくだけでも、売上が伸ばせる可能性はあります。
まったく同じデザインを採用したチラシであっても、使う紙が違えば印象もまた違ってきます。 表面がツルツルとして光沢のあるコート紙などを選択すれば、高級感を演出することができるでしょう。
写真を色鮮やかに見せたい場合などには、よく選択されています。 逆に手書きの文字やイラストをふんだんに使ったデザインなら、マット紙という表面がザラザラしたタイプを選ぶといいかもしれません。より文字やイラストの温かみを感じさせることができるからです。
文字数が多いチラシなら、普通紙を選んでもいいかもしれません。コストと性能のバランスも取れているので、無難な選択肢となります。 また、紙の厚さも広告物の印象を大きく左右することを忘れてはいけません。パンフレットなどを作る場合には、しっかりと厚みを持たせることも考えていく必要があります。
業者によっては用紙のサンプルを取り寄せることが可能な場合もあります。実物を見れば、選択を間違えることは少なくなるはずです。
広告物はデザイン次第でその効果が大きく変わるものです。生鮮食品のチラシなら、できるだけ食べ物が美味しく見えるように工夫をしなければいけません。
紙面は限られているので、どうすれば情報量が多くなるのかも考えなければいけません。さらにその上で、他のチラシよりも目立たなければ意味がないのです。
広告デザインは一筋縄ではいかないもので、素人にはいいデザインを考え出す技術も時間もありません。ですが、この点についてはさほど心配をする必要がありません。
なぜなら、最近の業者は多くがどのようなデザインにするかという部分からしっかりとサポートしてくれるからです。 業者によっては膨大なテンプレートを用意してくれているところもあります。
テンプレートを使えば、安価かつ迅速にプロのデザインを採用できて便利です。 経験豊富なデザイナーに直接指導してもらうことも可能で、理想のデザインに限りなく近づけることはそう難しくありません。
印刷会社に何を求めているのかをハッキリさせていると、業者選びもスムーズに進めることが出来ます。納期スピードを重視しているのであれば、注文から納期までの期間が短い業者を選択し、とにかく安さを求めるというのであれば業界の中でも特に安さを提供している業者を選ぶといいでしょう。
印刷通販会社を選ぶ前に業者に何を求めているのかを明確にしておくことが大切なのです。
価格と納期スピード以外でもう一つ重要視されている部分として品質があります。品質は仕上がりの出来栄えや安定したサービスといった部分に大きく関わってくる部分となっているため多くの方々に重要とされているのです。
しかし品質ばかり追い求めると価格が上がり、納期も遅れてしまう可能性が出てくるのでバランスを考えて業者を選ぶようにするといいでしょう。
印刷業界は、もともとは地域に根付いた業界であったため、地域の企業や自治体や住民などから安定した受注をして発展していきました。しかし、地域によっては人口の減少が著しくなったため、営業地域の拡大などで競争が激しくなっています。
一方で、東京などの大都市では印刷業者の数が多いためもともと競争が激しい地域です。さらに、印刷業者は競争に勝ち抜くために、印刷通販などを始めるところも増えて、安価で高品質のサービスが展開されているのです。
具体的なサービスは、カタログやパンフレットや販促物の印刷や、会議資料や図面の出力などのコピーや製本などを安価で行っています。さらに、印刷物などの紙ベースの資料を電子化し、インターネット上で閲覧 できるe-Bookの作成まで行っているところもあるのです。
印刷業者は、出版印刷(書籍、同人誌、自叙伝、写真集等)、商業印刷(チラシ、パンフレット、リーフレット、ポスター、POP、カタログ、会社案内、社内報、名簿、マニュアル等)、事務用印刷(名刺、封筒、伝票、事務用紙等)、証券印刷(チケット、株券や証券等)などがあり、非常に幅広い印刷通販サービスを顧客に提供しています。
オフセット印刷に使用される写真画像などは、モニター画面で見るもの(RGB、加色法)とは異なり印刷に適したもの(CMY、減色法)で再現しますから、発色方法自体が異なります。モニターで見たままの発色にはなりません。
また印刷用紙による発色の違いが非常に大きいため、希望の発色を可能にするための印刷に精通したプロの画像補正が必要になります。また、細かなディテールがつぶれてしまわないよう、部分的な補正も求められます。
素人では出来ない補正は印刷業者の専門家に任せるしかありません。最終の印刷物で最良の効果が発揮出来るように、様々なテクニックを駆使して最終原稿に仕上がりますので、商業印刷では欠かせない作業になっております。
デジカメの画像をそのままオフセット印刷原稿にすると、明るい青空の風景がちょっと暗めの風景写真になってしまいます。一般的なデジカメ写真はRGB形式(加色法)で記録されていますから、そのまま補正をせずに印刷のCMY形式(CMYKとも呼ばれる減色法)に変換すると発色が落ちてしまいます。
また通常のデジカメ写真はモニターの低解像度(72dpi、1インチあたりのドット数)になっていますから、印刷用の高解像度(最低でもカラーで300dpi、白黒で1200dpi以上)に変換しなければ、非常に粗い画像になって驚くでしょう。
それ以外にも明るさ・コントラスト・レベル・色調補正などもありますから、大切な写真は補正サービスを受けると希望するものに仕上がります。
素人とプロで大きく差が出るのが、ずばりデザインなどです。素人のデザインは往々にしてごちゃつきなど垢抜けしません。特に空白(余白)の活かし方が下手であると言われます。自分の希望するコンセプトを活かしたシンプルなデザインになるように、プロの補正サービスを受けると驚くほど垢抜けして見えます。
また、デザイン画像はイラストレーターなどの専用ソフトでベクター形式(拡大してもギザギザが見えない)であるべきです。もし自分でデザイン原稿が作れない場合は、下絵をプロの業者に渡し、コンセプトなどを伝えて作成してもらえば、希望する最良のものが出来上がります。その際、印刷原稿のどの位置に入れるかなども、しっかりと連絡し合っていれば失敗がありません。
拡大鏡でオフセット印刷物を眺めると、カラー4色印刷なら4色のインキの網目状になった点が目に映ります。網点(あみてん)と呼ばれるもので、一定間隔で格子状に並んでいますが、この網点の大きさで印刷物の色の濃淡を表します。
通常のカラー印刷では、スクリーン線数は175線で、肉眼でも何とか見えるレベルです。きめ細やかな画像にするにはこの線数を増やせば良いわけですが、技術的には難しいとされてきました。しかし、近年の印刷技術向上により、280線を越える高精細から印刷が可能になりました。
この高品質印刷が「グラフィックビジョン」と呼ばれていて、料金もリーズナブルなものに定着してきています。印刷物を比べてみるとその美しさの違いが分かります。
オフセット印刷の画像データはCMYK形式が原則で、RGB原稿ですと断られることもあります。自分でPhotoshop(アドビ社製)などのソフトを利用して、デジカメ写真画像をRGB形式からCMYK形式に変換できないわけではありません。
その場合の注意点として、印刷所指定のCMYKカラープロファイル(JapanColorとかSWOPなど)で保存しなければなりません。パソコンのモニターで見る発色とは異なりますから、美しく正しい発色を希望するなら、印刷会社のプロのサービスに任せるのがベストでしょう。
料金は掛かりますが、失敗のないきれいな印刷物が完成します。同時に他の補正やデザイン修正なども依頼すると、無駄な時間が少なくて済みます。
校正は最終段階の印刷原稿に訂正や誤りがないかを確認する重要な作業です。印刷段階に入るとやり直しができません。もし、校正を自分で行う場合は、印刷会社から送られたファイルや試し印刷物で行います。
赤いボールペンなどで訂正箇所や修正箇所を欄外に記入していきますが、自分でやろうとするとミスをしたり訂正箇所が見つけられなかったりすることがしばしばあります。特に自分が書いた文章の誤りなどは、とても見つけにくいもので、四苦八苦するでしょう。
ほとんどの印刷会社では、もちろん校正サービスも請け負ってくれますから、そちらに依頼するのが結局は手間いらずで間違いもありません。校正作業とは、意外に手間と時間がかかるものです。
展示会や即売会、近年ではコミックマーケットなどが盛会で、印刷物を直接会場に搬入するサービスが登場しています。印刷物は大変重量があり、運ぶとなるとトラックと助手が必要になり、駐車場の確保にも苦労しますから、このサービスはとても助かると重宝されています。
少量なら宅配便でも間に合うでしょうが、冊数が多い場合は印刷会社のトラックでの搬入に依頼するしかありません。時間指定などもできますから、開場の開始時間から逆算して、印刷物搬入を業者に依頼できます。
注意点としては、売れ残った印刷物をどうするかでしょう。完売すれば問題ありませんが、もし万が一残った場合も想定して、撤去予定を立てておくことをお奨めします。
おそらくコミックマーケットの影響もたぶんにあるのでしょうが、同人誌などを出版している印刷会社から印刷オプション内容が拡大してきて、通常の印刷会社でも百花繚乱のオプションサービスが増えてきています。
定型的な印刷物が多かった時代とは異なり、規格外の印刷通販物やサービスも増えてきて、その充実性と多様性には本当に驚かされます。
穴あけ加工:紙に穴を開けて、差し替えの多いファイル保管に適しています。
ミシン加工:紙にミシン目をいれて綴じたもの。1枚ごと切り離せる利点があります。
折り加工:紙を折りたたんだ状態にします。
断裁加工:変形サイズに希望の大きさに断裁して仕上げます。
箔押し加工:金や銀などの箔を転写させてプレミアム感を演出します。
エンボス加工:紙の表面を浮き上がらせる型押しで、デボス加工(空押し加工)もあります。
PP加工:表面に熱でフィルムを貼って耐久性と高級感を出します。ホログラム可能もあります。
ニス加工:透明な油性溶剤をコーティングし色落ちを防止、印刷と同時に加工できるので安価です。
特殊金銀インク:金や銀色のインクでプレミア感を出します。
「メーリングオプション」は、ダイレクトメールや案内状など大量の郵便物の印刷・郵送作業を代行してくれるサービスです。
宛名オプション:大量の宛名印刷は自分で行うと非常に時間を取られますが、代行サービスを依頼するのがお得です。
封入オプション:印刷物を封筒や袋に封入して封をする代行サービスです。自分や自社社員の省力化になります。
郵便バーコード印刷・区分け・広告割引申請・投函オプション:郵便バーコード印刷と区分けと広告割引を利用し、投函までしてくれます。大量の印刷郵便物がお得になります。
切手貼付・タックシール貼付オプション:切手を貼ったり、タックシールの印刷貼付も依頼できたりします。
他にポストカード印刷、圧着はがき印刷、往復はがき印刷と、その投函作業もあります。
印刷通販への依頼が多い印刷方法は、1位はオフセット印刷、2位はオンデマンド印刷、 3位はグラビア印刷です。この3つの印刷方法は、それぞれ長所があってすばらしい印刷方法ですが、一番大切なことは、自分の頼みたい印刷物に合っているかになります。
オフセット印刷は、紙などの印刷されるものに印刷イメージが作られている版がダイレクトに触れないのが特徴の印刷方法です。オフ(OFF)セット(SET)印刷と呼ばれる由来は、版に付けられたインキが、一度ゴムブランケットなどの中間物に転写されて(OFF)、その後で紙などの被印刷体に印刷する(SET)ためです。
オフセット印刷の特徴は、指定色のインクで印刷するためにDICカラーやCMYKが使えるため、きれいに印刷ができるのです。大量印刷に向いていて、たくさん印刷するほど単価が下がっていきます。
また、多くの商業印刷や美術系の印刷にはオフセット印刷が用いられているようです。製版コストが高いため、反対に少量の印刷には向いていない印刷方法です。
オンデマンド印刷とは、版で印刷イメージを作らずに、データを直接パソコンからプリンタに送って印刷する方法で、高細密のトナーを使用するレーザープリントです。そのため、オンデマンド印刷は「カラーダイレクト印刷」とも呼ばれています。
オンデマンド印刷という呼び名の由来は、On demand(サービスを要求があった時に提供する方法)からきています。オンデマンド印刷の特徴は、パソコンでデータを作成することで迅速な対応が可能になるため、スピード印刷の実現ができるのです。
また、少量の印刷や、たくさんの種類がある印刷に適しています。気温などの要素の関係で色が毎回安定しないことや、大量印刷にはコストがかかるため向いていないことがデメリットです。
グラビア印刷とは、凹版印刷の中の一種に含まれます。また、セルと呼ばれる小さい凹型のくぼみで構成されているシリンダに彫り込まれた図柄にインキが入って、フイルムに転写される印刷方法です。
グラビア印刷の最大の特徴は、微細で濃淡な表現を実現できるため、写真画像の再現性の高さに定評があることです。そのため、グラビア雑誌などによく使われる印刷方法です。
また、クロムメッキ処理がされたシリンダ(版)は、耐久性が高いため、速度が速い大量印刷に向いています。さらに、印刷が変動する要因もほとんどないため、安定稼働ができるのです。
グラビア印刷のデメリットは、シリンダ(版)にコストがかかるため、少量の印刷には向いていません。
印刷の世界には「リアル印刷会社」と「ネット印刷会社」、2種類の印刷会社があります。この二つはそれぞれ特徴が異なりますので、違いを認識しておいたほうがいいでしょう。
リアル印刷とネット印刷、一つの大きな違いは取引の仕方です。リアル印刷会社の場合は対面のサービスが基本で、担当者と依頼者が直接会って色々なやり取りをします。ネット印刷の場合は非対面サービスが基本で、ほとんどのやり取りをネット上で行うのが特徴です。人と人が直接会う・会わないの違いですが、リアル印刷会社は時間と手間がかかる分、安心感があるでしょう。逆にネット印刷会社は、時間と手間を省くことができますが、取引相手の顔が見えづらいため、不安を覚えることもあるかもしれません。
もう一つの違いは、コスト(価格)です。ネット印刷会社は安い価格を提供できますが、リアル印刷会社はネット印刷と比較して値段は高くなります。ネット印刷で価格を安くできる理由は、オンラインサービスの導入により、人件費をはじめ様々なコストを削減できるのがポイントです。
顧客に印刷用データの作成をお願いすることで、会社の制作費もカットできます。リアル印刷会社では、印刷の知識がなく、自分でデータを制作できない人からの依頼を請け負っているので、制作費をカットすることができません。その分、ネット印刷のように大幅な値下げをすることが難しいといえます。