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早わかり!印刷用語辞典

印刷会社とのやり取りを行ううえで、どうしても必要になってくるのが数々の専門用語。効率的に作業を進めるだけでなく、円滑にコミュニケーションを取るためにも覚えておくと便利です。

ここでは、印刷に関してまったく詳しくないという方のために、主要な用語を印刷用語辞典としてピックアップしてみましたので、ぜひ活用してほしいと思います。

ビギナーでも安心!やさしい印刷用語辞典

印刷の種類やデータやソフトに関する用語、印刷会社とのやり取りで最低限知っておきたい用語を厳選してまとめています。不安な方はぜひご一読を!

印刷編

オフセット印刷
ベースとなる版を作って大量な印刷を行う手法で、版を作成する時にコストが掛かるので小ロットの印刷には不向き。そのかわり、印刷の質はオンデマンドよりも数段上。
オンデマンド印刷
枚数などに関わらず、パソコンなどで作成したデータをそのまま印刷機に送って印刷をしていくので、低コストかつスピーディーに仕上がる。
グラビア印刷
写真印刷に使用されており、凹版印刷の一種で、版の凹の部分にインクを載せて転写するため、微細な濃淡が表現される。
バリアブル印刷
DMやチケットといった連番印刷などに使われているもの。基本となる情報と、1枚ごとに可変する文字や数字といった情報を連続して印刷していく方法。
輪転印刷
ロール紙を使用することで紙の種類やサイズは制限されるものの、高速印刷することができるので、新聞広告などの大量印刷に用いられている。ひと昔前までは雑誌などでも使われていた。
トンボ(トリムマーク)
印刷デザインの仕上がりがフチの余白なしに紙全体になるよう印刷するときは、上下左右に裁ち落とし分を3mmずつ設けるが、その印のこと。全部の角と、縦と横の中心にマークがつくのが一般的。

データ・ソフト編

Adobe(アドビ)
「アドビシステムズ」と呼ばれ、クリエイティブなソフトウェアの開発や販売を行っている、業界内では世界有数のメーカー。
Adobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)
Adobeが販売している、イラストやパンフレット、ロゴなどの作成ができるソフト。通称「イラレ」とも呼ばれており、印刷業界だけでなく、デザイン業界では現在主流となっている。
独自の保存形式:.ai
Adobe Photoshop(アドビ・フォトショップ)
Adobeが販売している写真・画像編集ソフト。通称「フォトショ」とも呼ばれており、一般ユーザーだけでなくプロも利用するほどクオリティが高く、人気のソフトとなっている。
独自の保存形式:.psd
CTP(シー・ティー・ピー)
Computer To Plate(コンピューター・トゥ・プレート)の略で、コンピューターから直接、印刷するための刷版に焼き付けて出力を行う印刷のこと。従来はフィルムに出力してから刷版に焼き付けていたが、この工程を省くことでコストが削減できるようになった。
CMYK(シー・エム・ワイ・ケー)
印刷の基本4色となっているシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のことで、通常のカラー印刷のほとんどはこの4色で行なわれている。
DTP(ディー・ティー・ピー)
DeskTop Publishing(デスクトップ・パブリッシング)の略で、編集などの作業をコンピューターで行って出力する印刷のこと。
GIF(ギフ)
256色以下の画像データを保存するファイル形式の一種で、JEPGなどに比べてデータが軽く、色数が不要な図や線画イラストなどの画像記録に向いている。また、アニメーション(GIFアニメといわれる)を表現できるのも特徴。
保存形式:.gif
JPEG(ジェイペグ)
静止画像のデジタルデータを圧縮して保存するファイル形式の一種で、データサイズを小さくする事が可能なため、写真など自然画像の記録に向いている。
保存形式:.jpg
Publisher(パブリッシャー)
マイクロソフトが販売しているDTPソフトで、初心者でもデザイン性の高い文書が作れる使いやすさが魅力。
Painter(ペインター)
コーレル社が開発・販売しているお絵かき用ソフトで、Adobe Photoshopとの互換性にも優れている。
Quark Xpress(クォークエクスプレス)
Quark社が開発・販売しているDTP用ソフトで、2000年代初頭までは一時代を築いたものの、Adobeのシェアが拡大してからはユーザーが減少傾向にある。
RGB(アール・ジー・ビー)
光の三原色となっているレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のことで、液晶やデジカメなどの画像の色表現法の一種。
ビットマップ画像
コンピューターグラフィックスの画像データ形式の一種で、画像を決まった数の点状(ドット)の画素を集めたもので描画している。拡大するとドットがそのまま拡大されてしまい、フチがギザギザになってしまう。
保存形式:.bmpなど
ベクター画像
コンピューターグラフィックスの画像データ形式の一種。数値データをもとに点や直線、曲線などを描画したもので、拡大や縮小を行っても画質が劣化しないのが特徴。
保存形式:.epsなど

レイアウト・デザイン編

カンプ
印刷物の完成イメージをカタチにした見本です。Comprehensive layoutを略してカンプと呼びます。DTPやCTPなどデジタル技術が発展する以前は、印刷する際の見本となる「校了紙」をもとに印刷を行っていましたが、この校了紙こそがカンプです。現在はデジタル的な手法で印刷工程が進められているため、プリンタ出力された形でのカンプの役割は減少しつつあります。
表表紙/裏表紙
本の表紙(カバー)のうち、表側を表表紙、裏側を裏表紙といいます。表表紙は製本の一番外側のページ、裏表紙は一番外側の最後のページです。それぞれ「おもてびょうし」「うらびょうし」と読み、位置的には表と裏で両極の関係にあります。両者を繋ぎ、なおかつ共に本のカバーを構成している部位は、タイトルを書く「背」です。
角版(かくはん)
本や冊子に写真を配置する際、写真を四角形のまま使用して掲載することを角版といいます。読者に見せたい対象物だけを切り抜いて掲載することを「キリヌキ(切り抜き版)」といいますが、角版はその対義語です。正方形であれ長方形であれ、対象だけを切り抜きせず、四角形のまま配置されていたら角版と呼ばれます。ちなみに、円形に切り抜いたものは「丸版」です。
トリミング(切り抜き)
印刷物に写真やイラストを載せて印刷する際、全体ではなく任意の部分だけを、指定された形やサイズに沿って切り出して掲載することです。ハサミを使って写真を文字通り切り抜き加工することをトリミングといいますが、製本や印刷、画像処理でもこれをルーツとしてトリミングと呼ばれています。写真の焼き付け・引き伸ばしの際の処理もトリミングの一種です。

校正編

色校正
本などを大量印刷する前に、色調をチェックするために行う試し刷りのことです。印刷前にはあらかじめ色指定を行いますが、その指定どおりに刷られているかどうかを確認します。「本紙校正」「簡易校正(デジタルコンセンサス)」などいくつかの種類があり、目的や状況に応じて使い分けられるのが特徴です。
突き合わせ
校正を行う際、元になる原稿を下敷きにして、一文字ずつ文字を確認する作業のことです。前の校正時に修正を行った場合、校正前の原稿と突き合わせて確認を行います。付け合わせとも呼ばれており、典型的な校正用語の一種です。作業は1人で行われるため、読み合わせ校正よりも見落としが出る確率が高いとされます。日本で一般的に行われている校正方法です。
読み合わせ
読み手と聞き手が2人一組で行う校正方法です。読み手は文字の音読を行い、聞き手はチェックしながら必要に応じて訂正を行います。2人で行う作業のため、1人で行う突き合わせより手間はかかりますが、その分見落としを減らせるのがメリットです。突き合わせに比べて、確実性の高い手法となります。
朱字(あかじ)
校正を行った際に、文章に誤字や脱字など間違いが見つかったとき、赤色のペンで訂正書きを行うことをいいます。いわゆる、添削のための書入れです。赤い文字を使用することから、朱字と呼ばれます。赤色を使うのは注意を促すためです。黒や青で書入れを行うと修正点が明確にならず、逆にミスを助長してしまう可能性があります。
校正刷り
「ゲラ」や「ゲラ刷り」とも呼ばれている、本番印刷の前に行う校正のために印刷した印刷物のことです。校正刷りを使用して、原稿や漢字、行間、フォントなどを一つずつ確認していき、誤りがないか確認する作業を行います。オフセット印刷の場合は、校正刷りができません。従って、青写真の感光紙に製版フィルムに焼き付けて代用とします。
初稿/初校
「初稿」は書き手が修正する前の最初の原稿で「初校」は最初に行う校正をいいます。互いに字は似ていますが、意味は全く異なるため注意が必要です。初稿を土台に最初の校正を行って校正刷りを作成し、それを元に書き手が原稿の書き直しを行います。なお、2回目の校正は「二校」、3回目の校正は「三校」です。基本は3回ですが、3回以上行うこともあります。
校了
誤字脱字のチェック、色味調整、レイアウト調整など、一連の校正が終了したことを指す言葉です。単に校正作業が終わったというより、修正箇所がまったくなく、印刷可能な状態に達したことを意味します。校了の後に校正が行われることはありません。従って、ライターや作者にとっての校了は、作品が完成したこととほぼ同義語です。1つのゴールともいえるでしょう。
念校
校了の前に念のため行う校正、またはその校正刷り(校正紙)のこと。「念には念を‥」の「念」の文字が使われていることからも分かる通り、校了を終えて本番印刷に入ってもいい状態であっても、なお誤字や脱字など修正箇所が見つかる可能性はゼロではありません。そのような不安がある場合に、念のために最終確認として念校を行います。
責了
編集者や印刷会社など、受注者の自己責任で編集内容の確認を行い、印刷可能な状態にすることをいいます。責任校了の略です。ミスが多い場合は受注者から発注者に戻されますが、修正箇所が少なく大きなミスも見当たらないとき、あるいは納期までの時間がないという場合に、受注者の責任で最終確認を行い校了とします。受注者が責任を持って校正を行い校了とするので、責了です。
下版
最終校正が終了し完成した版を、次工程の製版に回すことを意味します。活版印刷が主流だった時代の用語です。現在のオフセット印刷においては、校了済みの原板フィルムや校了紙、責了紙を刷版工程へ渡すことを下版といいます。また下版後の訂正や修正はコストを増やす可能性があるため、最終校正は入念に行わなければなりません。

封筒加工編

頭ベタ印刷
「フラップ」や「ベロ」と呼ばれる封筒の開封部分(蓋の部分)に、全域を塗りつぶすベタ印刷を行うことです。特徴のある外観にしたり、封筒の印象を変えたりなどの効果があります。既製品の場合は頭ベタ印刷は行えませんが、別注加工にすれば紙に印刷してから封筒への仕上げ、という段階を経るため頭ベタ印刷が可能です。
【形状】長形
封筒の形状の一種で、開封部分を上にして縦の長さが横の2倍ほどになる封筒です。縦より横が長い洋形封筒に対して、和封筒と呼ばれています。ビジネスシーンで頻繁に使用されており、A4サイズやB5サイズの書類を折って封入し郵送するのが定番です。とりわけ使用頻度が高いのは提携郵便規格の長形3号(長3封筒)で、A4サイズ紙の三つ折りが封入できます。
【形状】角形
「かくがた」と読みます。洋形よりは縦長、長形よりは縦が短く、比較的正方形に近い和封筒のこと。大きな特徴は、書籍やパンフレットを郵送する際、折らずに封入できることです。角形2号ならA4サイズ、角形3号ならB5サイズを、それぞれ折らずに封入できます。ただし、角形8号は定型郵便、それ以外の角型封筒は定形外です。
【形状】洋形
長形、角形に並ぶ封筒の主要形状の一つ。横長の形状で長辺に開封口があり、広く開けやすく、中身を出し入れしやすいのが特徴です。ビジネスシーンでおなじみの長形、角形に対して、洋形は結婚式の招待状や案内状、DMの送付などで活用されています。いずれも定型郵便に区分されており、サイズは10種類です。
【形状】窓封筒
封筒本体の一部を、文字通り窓のように中身が見えるようにデザインされた封筒です。窓部分には透明な素材(セロハン)が使用されます。窓から中身が見えるのに加えて、窓の位置やサイズが異なるなどバリエーションが豊富です。封筒本体に宛名を記入する必要がない、雨が降っても宛名が見える状態をキープできるなどの特徴やメリットもあります。
【貼り方】中貼(なかばり)
貼り方の一種で、封筒の裏面の線維(のりシロ)が真ん中にあるものをいいます。センター貼りとも呼ばれており、右側や左側などサイドにあるものはサイド貼りです。中貼は最近でこそ数が減ってきましたが、バランスのいい外観と安定感は今でも定評があり、好んで使用している方も少なくありません。和封筒における、正統派の貼り方です。
【貼り方】スミ貼
ノリシロ部分が真ん中にある中貼りに対して、左もしくは右のサイド(スミ/端)に貼り合わせがある封筒です。貼り合わせの段差が端にくるため、表裏の印刷面が広く有効に使えます。印刷時、色ムラによる不良が起きにくいのも特徴です。一方、封筒を平積みした際に片方だけ高くなってしまい、取り扱いにくいという面もあります。
【貼り方】ダイヤ貼
封筒の蓋部分(フラップ)が三角形の形状をした封筒です。蓋の角が丸く、のりしろが斜めになっています。アイコニックな外観が印象的です。日本では案内状や招待状を送るときなど特別な場面で使用されることが多いのですが、欧米では一般的な貼り方の封筒として定着しています。パソコンやアプリで見られる、メールのアイコンもダイヤ貼です。
【貼り方】カマス貼
ダイヤ貼と並ぶ洋封筒の貼り方の一種。開封口が広く大きく中身を出し入れしやすい、利便性重視の貼り方です。ノリシロがサイドに来るため、印刷がしやすく書き込みもしやすいメリットもあります。一方、カマス貼はビジネス用の定番ですが、挨拶状や案内状で使用するには、ダイヤ貼に比べて若干不向きです。
【口糊】アドヘア
封筒本体と蓋部分の2ヶ所に糊がついているタイプの封筒で使われる口糊です。2ヶ所についた糊の粘着性は強くありませんが、2ヶ所を貼り合わせることで頑丈に接着できます。一度に大量のDMを手作業で送る際に活用でき、口を閉じるだけで封ができるのが利点です。水を使わない、ゴミが出ないなどの副次的なメリットもあります。
【口糊】ホットメルト(剥離紙)
封筒の開封部に糊加工を施し、その上に剥離紙を被せたタイプの口糊です。ホットメルト自体は環境にやさしい、はがしやすい、作業効率が良くなるなどのメリットがあります。蓋と銅、どちらにも糊加工を施せますが、通常は銅に加工するのが一般的です。封筒の口糊のほか、家具の組み立てや電子部品の固定などにも接着剤として使用されています。
【口糊】テープ(両面テープ)
封筒の開封口に両面テープを貼りつけ、テープはがして接着するタイプの口糊です。テープ、両面テープ以外に、スラット、エルコンと呼ばれることもあります。特徴は、テープをはがして接着するだけで封ができる簡単さ、長期保存に適していること、粘着力の安定感などです。蓋側、本体側、どちらにも加工ができますが、通常は蓋に加工します。
【口糊】アラビア
封筒の蓋部分に水を付けて接着するタイプの口糊です。切手のような手軽さと封緘の簡便さが特徴で、ゴミを出さないで済むメリットもあります。洋形封筒ではよく活用されており、洋型封筒において最も一般的な口糊がアラビアです。水を付けない限り封筒同士で接着することはなく、保存性の高さもあります。
【口糊】開封UP
封筒本体に塗られているタイプの口糊です。開け方はつまんで引き上げるだけと、簡単に開封できます。

デザインをこだわりたい!印刷用語辞典【上級編】 

印刷に関する基本の専門用語がわかったところで、印刷用データを作るレイアウトと印刷の工程について、さらに専門的な用語をご紹介します。印刷所とのスムーズなやりとりに活用できるでしょう。 

レイアウト・デザイン編

台割(だいわり)

本や雑誌など複数ページにわたる印刷物を制作する際に、どのページに何が入るのかを一覧表にしたもの。この台割りを元に、原稿が揃っているかどうかチェックする。

 組版(くみはん)

文字や図版などを規則的に配置して、印刷用の紙面体裁に整えること。昔は印刷所が行っていたが、現在ではソフトウェア上でデザイナーが行うことがほとんど。

版下(はんした)

印刷用の版を作るため、文字や写真などを配置したもの。昔は版下台紙に素材を貼り付けていたが、現在ではDTPで作られたレイアウトデータを指す。

ポイント/級(きゅう)

文字の大きさを表す単位。ポイントは活版印刷、級は写真植字で使われていた活字が元になっている。どちらも数が大きくなるほど、文字も大きくなる。

ベタ組み

文字と文字の間に隙間を空けずに配置すること。反対に、隙間を空けて配置することを「空き組み」という。

見開き

本や雑誌を開いたとき、左右に隣り合っている2ページのこと。複数ページにわたる印刷物をレイアウトする場合、基本的に1ページずつではなく、見開きでデザインする。

小口

本や雑誌の開く側のこと。

のど

本や雑誌の綴じてある側のこと。

本や雑誌で、本文の上や横に印刷されたインデックスのこと。

版面(はんづら/はんめん)

本や雑誌などで、ページの中で印刷されている部分のこと。 

アタリ

図版などが入る位置を示す、細い罫線のこと。実際には印刷されないが、罫線を生かして印刷するときには、「ケイイキ」といった形で特別に指示する。写真や図版などを仮に入れておく場合、その写真や図版そのものをアタリと呼ぶこともある。

ノンブル

本や雑誌などの複数ページにわたる印刷物で、ページ番号を示す数字。製本時にページの順番を間違えることがないよう、基本的には全ページ決まった位置に入れる。漫画などで定位置にノンプルを入れるのが難しい場合は、見えないところに配置する。

印刷技術編

線数

印刷のきめの細かさを示す単位。印刷物はすべて、網点(ドット)と呼ばれる小さい点の集まりで印刷されている。175線なら、1インチあたり175個の網点が並んでいるということ。数が大きくなるほど、印刷の精度も増す。

網掛け/リッピング

版下データを印刷機にかけられるように、網点に変換する作業。昔は、写真や図版などを専用のスクリーンを通して撮影することで対応していたが、現在はスキャナを使用している。

モアレ

網点と網点を重ね合わせたときに生じる干渉縞のこと。布地の目などの細かい模様を印刷しようとすると、網点と干渉してモアレが生じることがある。

マスキング

原稿どおりの色調を再現するため、製版の際に行う修正のひとつ。昔は、ハイライトマスク、シャドーマスク、プリンシパルマスクなど、目的に合わせてさまざまなマスク処理を行っていたが、現在ではカラースキャナで一括して行っている。

版ずれ

カラー印刷では通常、印刷に使うCMYKの4色それぞれの版を作り、1色ごとに印刷する。その版板の特定の色の位置がずれて印刷されてしまった状態が「版ずれ」。図版や写真、色のついた文字の輪郭がはっきりしなくなったり、下地の紙色が見えてしまうなどの現象が起こる。

面付け

本や雑誌などは、1ページずつ印刷するのではなく、複数のページを一度に大きな紙に印刷する。その作業ができるように、ページを配置することを「面付け」と呼ぶ。片面2ページ、両面4ページで印刷する場合は4面付け。8ページなら8面付け、16ページなら16面付け、32ページなら32面付けとなる。

折丁(おりちょう)

面付けして印刷された紙を、一定の順序で折りたたむと、ページが順番に並ぶようになる。その折りたたんだ紙を「折丁」という。

乱丁・落丁

乱丁は、ページの順番が入れ替わってしまっている状態のこと。落丁は、ページそのものが欠落している状態。ほとんどは面付けのミスによって起こる。

平綴じ

製本の形式のひとつ。本や雑誌などで、背から5ミリほど内側の部分を針金や糸で綴じる。

中綴じ

製本の形式のひとつ。本や雑誌を広げたような状態で印刷されたページを積み重ね、真ん中を針金で綴じる。

無線綴じ

製本の形式のひとつ。本や雑誌の背にあたる部分に接着剤をつけて綴じる。

網代綴じ(あじろとじ)

製本の形式のひとつで、現在の主流となっている綴じかた。本や雑誌の背に当たる部分に数ミリ間隔で刻み目をつけて、接着剤を流し込んで綴じる。無線綴じと同じ接着剤による製本方法だが、網代綴じのほうがしっかりと製本できる。冊子印刷メニューで無線綴じといっている印刷所でも、実際は網代綴じをしている場合が多い。

折り指示

「折り指示」とは、印刷物に折り加工を施す必要がある際に、それぞれの折り加工の部分が「山折り」か「谷折り」か、折る位置はどこになるのか、各一辺の長さはどれくらいになるのか、等を印刷会社に指示することです。各印刷会社で必要な折り指示が変わってきますので、入稿前にあらかじめ確認をしておきましょう。

塗り足し

「塗り足し」とは、印刷物の仕上がりサイズをきれいに揃えるため裁ち落としされる部分のこと。印刷データを作成する際には、フチになる部分に配置される画像や線、絵柄などを3mmほど伸ばして、しっかりと塗り足しを作っておかなければ、印刷ミスにつながってしまいます。

天地

「天地」とは、印刷物の上と下を指す言葉です。印刷物を正面から見たときに、上になる部分を「天」、下になる部分を「地」と呼びます。とりわけ表裏印刷の場合に、縦・横で異なるデザインを発注する際、それぞれの天地が間違って印刷されると、印刷物をめくった際に逆になってしまうミスが起こってしまいます。

スミベタ

印刷データをCMYKモードで作成する場合、「K(黒色)」を100%で指定した色合いのことを一般に「スミベタ」といいます。「スミベタ」で注意すべきポイントは、「リッチブラック」と併用する場合、スミの濃度差による色合いの誤差が生じることです。実際の色合いを考えて印刷データを作成するようにしましょう。

リッチブラック

「リッチブラック」とは、印刷データをCMYKモードで作成する場合、「CMYK」のすべてを100%に設定することで表現した黒色のことです。ただし印刷会社によっては、リッチブラックが裏うつりの原因にもなることから、リッチブラックの設定をNGにしているところもありますので、注意しましょう。

出力見本

入稿した印刷データが印刷所側で受け取ったデータと同じレイアウト体裁であるか確認するため、印刷データと一緒に送る画像データを「出力見本」と言います。「出力見本」は画面上に完成データを開き、スクリーンショットをすることで簡単に作成することができます。

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【印刷物別】激安で依頼できる業者はどこ?
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【その他】ノベルティーなど
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手書き原稿を入れたいのだけれど
写真データのサイズとは?
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