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ここでは、印刷物の入稿原稿を作るソフトについて解説。利用者のレベルに応じたオススメ作成ソフトも紹介しています。
オフィス入稿とは、マイクロソフト社のオフィスアプリケーションであるWordやExcelで作成したデータを、加工することなくWeb上で入稿できるサービスです。以下、オフィス入稿の4つのメリットについて詳しくみていきましょう。
オフィス製品は、多くの人が一度は使用したことのあるアプリケーションではないでしょうか。
通常、印刷用データを作成できるグラフィックデザインソフトなどは、社内でも使える人が限定されている場合が多く、作成できる人が限定されてしまう可能性があります。しかしオフィス入稿により、オフィス製品を使える人であれば、誰でもチラシなどを簡単に作成、入稿、印刷することが可能です。
オフィスアプリケーションは、本来であれば印刷に適したデータではありません。そのため、印刷にまわすにはデータを印刷用に変換する必要があります。印刷業者が無料でしてくれる場合もありますが、有料の場合もあり、また対応しているオフィス製品は限定されている場合が多いのです。
オフィス入稿により、このもろもろの面倒な作業を省き、仕事の効率化が可能です。さらに、オフィス製品での作成でありながらプロ並みの仕上がりが期待できます。
オフィス入稿により、郵送が主だった場合と比較して仕上がりが早くなります。またWeb上で授受が完了するため、データチェック後の報告もスピーディーに行なうことができます。
郵送する場合には、確認用のプリントアアウトまで必要ですが、オフィス入稿ではコピーする手間もかかりません。
チラシやパンフレットを作るときは、そのセンスが問われますが、オフィス製品であれば豊富な無料テンプレートがネット上に公開されています。イラストやカラーセンスに自信がなくても、本格的なチラシなどが作成可能で、そのままオフィス入稿により印刷にまわせば、さらにプロ並みの仕上がりになります。
外注で広告代理店に作成を依頼したり、一からデザインやデザインソフトの使い方を勉強したりしなくても、すぐに作成、入稿、印刷までが完了します。
オフィス入稿の場合、印刷用データに変換するのは業者の作業になります。
入稿したデータと印刷用データにズレが起こるのではと心配になる方もいるかもしれませんが、業者が変換後のデータを画像にし、確認を促してくれるので安心です。
印刷によるズレや色の違いなどは、他のデザインソフトで入稿した場合も起こる可能性があります。オフィス入稿により、顧客はデータがきちんと仕上がっているかどうか確認してから、印刷作業を任せることができます。
オフィス入稿とは作成したまま入稿にまわせることを指しますが、業者によっては中間ファイルに変換して入稿することを指している場合もあります。この場合、中間ファイルへの変換は顧客自身が行なうことになります。
中間ファイルにするにはまず変換するための専用ドライバーのダウンロードから始まり、作成したデータを中間ファイルに書き出す必要があります。
同じように業者によっては郵送での入稿のことを言う場合もあるため、本当にそのまま入稿できるかどうかよく調べてから業者を選定しましょう。
入稿原稿を作成するのに必要なソフトには、たくさんの種類があります。
「自分は窓口だから」と、実際に作成をすることはないとしても、知識として作成ソフトの名称や主な機能を知っていればスムーズに打ち合わせが行えるはず。
そこで、利用者のレベルに応じたおすすめソフトをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、これらのソフトは印刷データ制作用のアプリケーションではないため、色やフォントなどが上手く印刷されない可能性があり、印刷会社によっては印刷可能なデータに変換する作業が必要となる場合があります。
印刷に必要なレイアウトや編集などを行う専門ソフト(DTPソフト)を用いて作成していきます。
最も一般的とされているドローイングソフトで、プロのデザイナーの多くはこのソフトを使用しています。
最も一般的な画像処理ソフトと言われており、写真や画像の加工や編集に優れています。
書籍レベルの文章や画像などのレイアウトを行うページレイアウトソフトのひとつで、IllustratorやPhotoshopのデータをそのまま取り込んで使用することができます。
PCでのデザイン黎明期からあるページレイアウトソフトの代表的なものですが、今はInDesignを使用している人が増えています。
主だったソフトはこのようなものになります。入稿する時には、必ずソフトの最新アップデートを適用してから保存することが大切!印刷会社の入稿条件に合ったファイル形式にしておきましょう。